1.日照調整フィルムでの暑さ対策
従来は日射の室内への侵入を少なくすることで、室温の上昇を押えることが出来ると多くのフィルムメーカーは謳っていました。確かに日照調整フィルムを窓に貼ることによってグラフの通り室温の上昇を押えることが出来ます。
グラフの測定条件:時期 夏季改正、場所 東京、方位 西、ガラス 透明6ミリ、測定 自記記録計(窓際30cm)
しかし今では室温の上昇の原因は、皆さんご存知の通り遠赤外線ヒーター等で有名な太陽光に含まれる赤外線であると言われています。平成18年頃から従来の紫外線カットのみではなく、赤外線カット機能が付加されたフィルムが販売されるようになりました。
太陽光自体を遮るのではなく、赤外線を選択的に遮ることにより、室内の明るさを損なうことなく室内温度の上昇を抑えることが出来るようになりました。また、ガラスメーカーからはクールベールやエンジェルガードといった赤外線カット機能を持つガラスも発売されています。
中でもとりわけ赤外線カット率が高い製品が、3M社の窓フィルムのマルチレイヤー“ナノ”で、様々なメーカーや製品がある中で、その性能は92%と抜群に高い数値を誇っています。この性能により室温の上昇はグラフの通りとなります。
グラフの測定条件: ガラス厚 フロート10mm、測定日 2007年5月8日(晴れ時々曇り) 、測定場所 神奈川県相模原市、最高気温 25.9℃/最低気温 15.3℃、窓際20cm ※3M社による測定値
当社はガラス店でもありますので、全ての赤外線カット機能を持つガラスやフィルムの温度上昇抑制具合をデモ機で体感していただくことが出来ます。是非、来社下さい。