フロントガラスのヒビは修復できます。とはいえ、ヒビの種類や場所、撥水剤の塗布状況によりましては、補修できない場合もあります。詳しくご説明します。
<補修できないヒビ>
以下の場合はヒビ補修をご勘弁願い、ガラス交換をお薦めしております。
1、 500円玉サイズ以上のヒビ
これ以上のサイズのヒビの場合、補修してもガラスの強度の復元が乏しいため、再度割れてしまう確率が高いためです。また、一見500円玉サイズ以内に見えていても、プロの目で拝見すると、それ以上に割れてしまっていることもあります。
2、 フロントガラス端部のヒビ
剛性が高い自動車のボディーとはいえ、多少の歪みが生じる場合があります。その際にガラスの周辺には我々の想像以上の応力がかかります。周辺から約5cm以内の範囲にあるヒビは、補修しても割れの原因になってしまう場合が多いと言えます。
3、 デフロスター付近のヒビ
ガラスは表裏の温度差に弱いものです。デフロスターの風が直接当る部分にあるヒビは、補修しても割れの原因になってしまう場合が多いためです。
4、 目線の位置のヒビ
リペアによって、ヒビがほとんど見えにくくなるとはいえ、ガラスの屈折率は若干変わってしまうようです。ドライバーの視界に常に入っている場所のヒビは、注意力を散漫にさせてしまう場合がありますので、その旨をご説明の上、補修の是非を相談させて頂いております。
5、 剤を塗布してあるガラスのヒビ
この場合リペア液がガラスになじまないため、補修できないことがあります。
ガラスリペアには長所と短所があります。
長所
1、低価格:ガラス交換の約4~5分の1程度の価格で安価です。
2、短時間:2~3時間で修理作業が終了し、お車をお戻しさせていただくことが出来ます。
短所
1、強度復元の限界:キズやヒビを見えにくくしていますが、ガラスの強度は最大で元の7割程度までにしか戻りません。
2、無保証:ヒビやキズが絶対に大きくならないわけではありません。このため保証はご容赦頂いております。しかし当社のリペア部分から割れが走った場合には、特別価格でガラス交換いたします。